

☆ボロニーズって?
ボロニーズは、正式な名称をビション・ボロネーゼといい、ビション・フリーゼ、ビション・マルチーズ、ビション・ハバネーゼなどと同じビショングループのワンコです。
被毛は白い絹状のシングルコートですが、子犬期には、耳、体などにシャンパンカラーの模様があるのが、特徴です。そのシャンパンと呼ばれる模様は、成犬になるに従い、純白コートにかわっていきます。
体調その他気候などによって、成犬になってもシャンパンカラーがあらわれることがあります。
被毛は抜けにくく、体臭もなく、大変飼いやすいワンコです。
ボロニーズの歴史、ボロニーズのスタンダードについて、ぜひお読みいただければと思います。
☆我が家にとってのボロニーズ
我が家で、どうしても犬を飼いたいと願うようになったとき、それは家族の一員として室内で飼える子を迎え入れたいという希望でした。しかし、そこにいくつかのハードルがありました。限られた住空間の中で、完全に人間の生活のスペースで犬も過ごすことになるので、臭いの少ない犬であってほしいと思いました。しかも、家族に喘息・アトピーというアレルギーを抱え、しかも犬・猫の毛がアレルゲンという者が複数いますので、抜け毛が少ない犬でなければなりませんでした。
そんな犬はいないのではないかと思っていたときに、偶然ボロニーズについて知りました。そして、とても良いブリーダーさんに出会うことができて、その方のご厚意で、迎えることができたのがCNフィリアです。
フィリアを迎えての感想は、まずとても飼いやすい子だということです。賢くて、本当にすぐに家族の一員となりました。また、手入れをきちんとしていれば、室内に毛が散ることもなく、アレルギーを持つ家族にも、何の問題も生じませんでした。
ボロニーズと出会った人たちは皆同じかもしれませんが、我が家もいっぺんにボロニーズのファンになり、今に至っています。
☆ボロニーズの犬種的傾向
ボロニーズの歴史のところをお読み下さるとよくわかるように、ボロニーズは戦争で絶滅の危機にさらされました。そのため、そこからのブリーディングが非常に難しくなり、限られたラインによる繁殖になってしまったために、非常に血統上、血が濃くなるというとになってしまいました。
そのリスクが健康上の問題となって、世代を受け継ぐ子犬たちにあらわれるようになりました。日本でもボロニーズが日本に入ってきてからの20年足らずの歴史ですが、その中で限られたラインでのブリーディングは、やはりボロニーズたちにとっては、血が濃くなるというリスクを避けて通ることは出来ませんでした。
既にボロニーズという犬種そのものが稀少犬であり、数が元々少ない犬種なわけですから、それは当然の現象ともいうべき、ボロニーズの宿命でもあります。
そのリスクは体の様々な部分において、遺伝性疾患という形で受け継がれてしまうということがあります。例えば、主に内臓系(心臓、肝臓、腎臓など)、外科的に言えば股関節・膝関節の問題(関節の収まりが緩い傾向があったり、膝のお皿がゆるい傾向にあったり、)など、いろいろなところに弱さが出てきてしまうというケースがあります。また、生後何年か経って、発病する場合もあります。たとえば、心臓などは、子犬期にはあまり雑音として確認できなくても、成犬になって成長が止まる時期に、はっきりとした心雑音を通して心疾患が発見される場合もあります。ボロニーズの犬種的傾向から言って、「元気」だからと言ってすべてにおいて「正常」とは言い切れない、という難しい部分があります。
皆様にお願いしたいのは、、ボロニーズを飼いたいと思ったときにぬいぐるみのような愛くるしい容姿など外見だけにとどまらず、ボロニーズは「稀少犬」であると言うことを真の意味で、理解していて欲しいのです。
生涯どんなリスクが表面化してきたとしても、それらすべてを受け入れて家族の一員として生涯を全うさせてあげると言うことを心に強く願って欲しい、と強く願っています。
しかし、マイナス面ばかりでなく、実際にそれが表面化されずに、ずっと元気で過ごされる場合もあります。ボロニーズの歴史の中に書きましたように、「小さな人間」と呼ばれるように、人間に寄り添って生き抜く気質や性格は昔から受け継がれて、その犬種としての素晴らしさは、今も決して変わることがありません。また、歴史が大変深く古い犬種なので、現在にいたるまで品種の改良を繰り返してきている犬種より本来は、遙かに丈夫な犬種であると言うことができます。
そういう良いところを、大切に守りながら、私達の犬舎は、限られたラインのブリーディングではなく、イタリアからそれぞれに違ったラインのボロニーズたちを迎えて、ラインを広げることで元気で健康なボロニーズたちを作出できるようにと頑張ってきました。
生まれてくる子犬の「健全性」ということを一番に考えて、遺伝学上問題が生じないようにまた疾患などが発現しないように最善の努力を行って来ました。
これから、ますます日本で、元気で健康なボロニーズが増えてみんなが幸せな生活を送れるようにと願ってやみません。